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【ニュースレター】アフリカで始動!水の安全を啓発する「紙芝居」

ニュース   •   2019年08月26日 11:00 JST

紙芝居に集まった子供たちは、3つの集落合わせて約350名

「安全・安心な水」に対する意識を高めたい

 「ヤマハクリーンウォーターサプライシステム(以下CWS)」は、自然の水浄化の仕組みを応用したシンプルな浄水装置。大量の電気や高価な薬品、専門知識を持った技術者等を必要とせず、地域住民によって運用・メンテナンスが可能なことから、主に水道設備のないアフリカやアジアの小規模集落で設置が進んでいます。現在、世界で36基(うちアフリカ21基)が稼働しており、今年中には新たにマダガスカルやエチオピア、フィリピンにも導入される予定です。
 WHO(世界保健機関)の発表によると、下痢症で命を落としてしまう5歳未満の乳幼児は世界で年間約52.5万人(2017年)にものぼり、安全・安心な水への恒久的なアクセスは喫緊の課題です。一方、当社の調べではCWSを導入した集落で下痢、発熱、腹痛、皮膚病の発生が著しく減っており、導入地域における利用率をさらに上げ、人々の健康に貢献していこうと紙芝居を使った啓発活動がスタートしました。

ばい菌の入った川の水を飲んでしまう子どもたち(紙芝居)

 

夢中で聞く子どもたち。紙芝居に手ごたえ

 「スタートしたと言っても、まだ実証実験の段階です」と話すのは、紙芝居のストーリーや原画、キャラクターデザイン等を担当し、現地では村を襲う怪人役で子どもたちを震え上がらせた岩崎慎さん(当社コーポレートコミュニケーション部)。安全な水の大切さを伝える手段として紙芝居を選んだのは、「今後、世界各地の集落で展開していくことを考えて、言語以外のコミュニケーションの中で、電気等を使わずどんな環境でも実施できるから」だそうです。
 今年6月、セネガルの3つの集落で披露した紙芝居と寸劇は、平和な村に現れた怪人が川にばい菌を撒き、その水を飲んだ子どもたちがお腹を痛めて寝込んでいるうちに大切な村が破壊されてしまうという設定。しかし、ピンチを迎えた村人のもとに日本からCWSが届けられ、その蛇口から出る透き通った水を飲んだ子どもたちがヤマハマンに変身、怪人をやっつけて平和が戻ってくるというストーリーです。
 「不安もあったのですが、集まってくれた合計350人ほどの子どもたちは、みんな夢中で耳を傾けてくれているようでした。CWSの水は、安全な水というメッセージも十分に伝えることができたと思います」と、紙芝居の有効性に手ごたえをつかんだ岩崎さん。しかし一方で、改良点も見つかりました。「ヒーローものに親しんでいる日本の子どもたちとは違って、変身して強くなり、また元の姿に戻るということがよく理解できないようでした。ここを改良する必要があるのと、前夜、上司や同僚と練習を重ねた寸劇は……もう少し練習が必要ですね」と苦笑い。
 なお次回の実証実験は、年末までにマダガスカルで行う予定です。

「みんな夢中で聞いてくれた」と、紙芝居に手ごたえ

 

ニュースリリース
小型浄水装置をセネガル政府に引き渡し

https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2019/0619/cleanwater.html

 

第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の開幕が迫り、アフリカに関する関心の高まりを感じています。7月末に開催した当社のアフリカ事業説明会にも、多数の報道関係の皆様にお越しいただきました。アフリカの大地を自分たちの足で踏みしめ、現地パートナーとともに課題解決に取り組む姿勢は当社の市場開拓の伝統。今回紹介する紙芝居も、そんなヤマハらしい取り組みの一つです。

(広報グループ: 壬生 貴)

 

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