ベストシェフアワード2018トップシェフにジョアン・ロカ

2015年からはじまったベスト・シェフ・アワード。2018年はミラノで開催され、ジョアン・ロカは300候補者のなかから見事1位を獲得した。ジョアン・ロカはスパニッシュレストランEl Celler de Can Roca(アル・サリェー・ダ・カン・ロカ) のシェフで、2位はコペンハーゲンにあるNoma2.0のレネ・レゼピ、3位はマドリッドにあるDiverXoのダビッド・ムジョス。

発表日当日、ミラノ・ヴィトラ劇場には世界中から選ばれた300ものシェフと料理専門家が集結し、アワードの結果を待ちわびた。4位はビヨン・フランツェン、5位はジョニー・ボーア、6位はニコ・ロミート、7位はアレックス・アタラ、8位マッシモ・ボッツラ、9位はヤニック・アレノ、10位はウラジミール・ムーヒン。

ベルギーレストランThe Janeのニック・ブリルは15位、Hof Van Cleveのピーター・グーセンスは20位、そしてHertog JanとBenoit Dewitteのゲルト・デ・マンゲレールは45位だった。

ジョアン・ロカはEl Celler de Can Rocaのヘッドシェフとして率いており、2013年と2015年の世界ベストレストラン（The Best Restaurant in the World）においても栄冠を手にし、以来世界でトップ３にランクインしている。ジローナはバルセロナからわずか1時間ところにある美しい街で、ジョアン・ロカはレストランカン・ロカを経営していた両親のもとに育った。それから20年、ソムリエのジョセップ・ロカ、パティシエのジョルディ・ロカとともに兄弟3人がそれぞれの世界観を確立させ、見事なトライアングルを保っている。