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【ニュースレター】「新しい農業」を創る若い担い手たちを支援

ニュース   •   2019年07月22日 11:00 JST

農事組合法人「アバンセ乾側採種協議会」では無人ヘリとマルチローターを併用

無人ヘリの実績とノウハウを活かした教習を展開

 産業用無人ヘリコプターの制御装置の開発で、2019文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)を受賞した当社OBの佐藤彰教授(静岡理工科大学)は、アメリカの学会で質問攻めに遭った経験があるそうです。「あの狭い日本に、2,000機もの産業用無人ヘリコプターが飛んでいるとは信じられない。誰が、どうやって飛ばしているんだ?」と。
 「それは、人づくりを担ってきたヤマハの仲間たちの功績です」と佐藤教授。「無人ヘリの教習制度『スカイテックアカデミー』を整備して、30年以上かけて全国に1万人以上の優秀なフライトオペレーターを育ててきました。優れた機体を開発しても、それを飛ばすオペレーターがいなければ農業の現場で活躍できませんから」と続けます。
 その農業現場の空に、いま「新しい農業スタイル」が広がり始めています。小規模なほ場や中山間地で機動力を発揮する、産業用マルチローターによる散布です。当社では、無人ヘリで培った教習ノウハウを活かした「ヤマハマルチローターアカデミー」を全国25か所で展開し、農業の現場で即戦力となるオペレーターの育成に取り組んでいます。

小規模ほ場や中山間地で高効率な防除を実現

 

若い世代が「新しい農業スタイル」を牽引

 写真は、福井県大野市の農事組合法人「アバンセ乾側採種協議会」が保有する産業用無人ヘリ「FAZER」と、新たに導入したばかりの産業用マルチローター「YMR-08」。オペレーターを務める同法人の石本将大さん(右)と中村雅俊さん(右から2人目)はともに「ヤマハマルチローターアカデミー」を修了し、この夏から水稲防除にフル稼働する予定です。
 「指導がきめ細やかなので、楽しみながら学ぶことができました。おかげで自信を持って防除作業に臨むことができます」と石本さん。農業従事者の高齢化という課題がクローズアップされる中で、二人のような若い世代が新しいスタイルの農業を牽引していってくれるはずです。
 言うまでもなく、農業は日程の組み立てが品質や生産量に大きな影響を与えます。機器や器具の不具合で防除作業の日程がずれると、その年の苦労がすべて無駄になってしまいかねません。「(YMR-08は)安定感が高く、動きも滑らか。日本製の信頼感がありますし、何より長いお付き合いの北陸スカイテック(代理店)のサービス体制が安心」と、同法人の西川文人代表理事。「農業は、どんどん変わっていかなければならない。そのためには世代交代が必要です」と話し、「YMR-08」を自在に操る石本さんと中村さんに頼もしそうな視線を送ったのでした。

ヤマハ産業用マルチローター「YMR-08」

 

ヤマハ産業用マルチローター「YMR-08」
https://www.yamaha-motor.co.jp/ums/multi/

 

農林水産省の発表によると、国内の農業就業人口は減少の一途をたどり、その平均年齢はおよそ66歳。ロボティクスやAIを活用した新しい技術や作業が芽吹く中で、それを担う若い人材の育成・確保は大きな課題です。「YMR-08」を意のままに操るアバンセ乾側の皆さんらとともに、ヤマハは「新しい農業を空から創る」ことにチャレンジしています!

(広報グループ: 畠山 貴之)

 

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