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【ニュースレター】リハ現場で活躍! 電動アシスト車いす

ニュース   •   2019年06月19日 11:00 JST

「患者様の身体状態の見える化に期待」と兼子さん(左)

一人ひとりに最適な設定が可能

 電動アシスト車いすは、電動アシスト自転車「PAS」と同様のパワーアシストシステムを搭載する車いすです。車輪に装着されたハンドルリムを手で漕ぐ力と、電動モーターの力を合わせて駆動し、手動車いすによる移動に課題を抱える人々の「行きたい」「やりたい」という前向きな気持ちをアシストしています。
 当社の電動アシスト車いすの大きな特長の一つに、一人ひとりの身体状況や使い方、環境等に応じて、まるでオーダーメイドのようにアシスト設定を変更できる機能が挙げられます。たとえば、片麻痺などの症状によって左右の腕の力に差がある方が、車いすをまっすぐ走らせることは簡単ではありません。このようなケースでは左右差をアシスト制御により補正して、均等に力が加わるようにすることでスムーズな走行が可能になります。また、専用のアプリケーションを用いれば、漕ぎ方の癖や力を数値データとして検証することも可能です。
 こうした電動アシスト車いすならではの特長が、いまリハビリテーションの現場から注目を集め、その活用が始まっています。

貴志川リハビリテーション病院の宮井さん

 

身体の状態を「見える化」する

 「検診機能がついていることに、まず興味を惹かれました」と話すのは、輝山会記念病院(長野県)の理学療法士・兼子貴至さん。「患者様のお身体の状態を見える化できれば、そのデータを訓練に活かすことができるだろうと考えた」そうです。
 同病院では脊髄損傷の患者さんなど、一般的な手動車いすでの自走に課題を抱えている方から電動アシスト車いす「JWスウィング」の試用を開始。その結果、「患者様が病室から出る機会が増えたと感じています。これまで辛く大変なものと感じていた院内移動が活発になることで、自ずと活動量が増えますし、移動における自立の促進にもつながっています」とその効果を感じています。
 一方、貴志川リハビリテーション病院(和歌山県)の作業療法士・宮井良太さんは、患者さんの生活範囲の拡大に注目しています。「車いすを押してくれる介助者に対して、『ちょっと待って』『戻って』とお願いすることに抵抗を感じてしまう患者様がいらっしゃいます。実際にそう感じていた患者様の中には、(電動アシスト車いすを使って)大型のショッピングモールで気兼ねなく散策を楽しめるようになった方もいらっしゃいます」。
 制御の技術でリハビリ現場に貢献する電動アシスト車いす。その活用領域は、まだまだ広がっていきそうです。

電動アシスト車いす「JWスウィング」

 

ヤマハ電動車いす

https://www.yamaha-motor.co.jp/wheelchair/

 

当社では、ご利用いただく方の身体の状態や使用環境等に合わせて、手動車いすを電動化するユニットや軽量型電動車いすの完成車等、ラインナップを揃えています。その第1号製品を開発以来、20年以上にわたる当社の電動車いす事業について多くの方に知っていただけたら幸いです。

(広報グループ: 奥村 里美)

 

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