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Movistar Yamaha MotoGP. バレンティーノ・ロッシ選手(右)とマーベリック・ビニャーレス選手(左)
Movistar Yamaha MotoGP. バレンティーノ・ロッシ選手(右)とマーベリック・ビニャーレス選手(左)

ニュース -

ヤマハ主要チーム体制とライダープロフィール 2017年国内外レース活動

 ヤマハ発動機株式会社は、「ブランド価値の向上」「先進技術の獲得」「二輪レースの振興・普及」という基本方針のもと、2015年の創立60周年を機に、中・長期の展望に立ったグローバル戦略を再構築し、さまざまな活動を進めてきました。
 こうしたなか2016年は、MotoGP世界選手権で、チームタイトルとライダーランキング2・3位を獲得したほか、世界耐久選手権の鈴鹿8時間耐久ロードレースでは2連覇を達成するなど、トップカテゴリーで輝き、技術を磨き、ブランドを高めてきました。
 また、2年前から若手ライダーの発掘、育成の戦略的なプログラムをグローバルに進めてきました。昨年はアジアロードレース選手権(ARRC)のスーパースポーツ600に「YAMAHA RACING TEAM」を設立。またバレンティーノ・ロッシ選手が主宰する「VR46 Riders Academy」と協力し「Yamaha VR46 Master Camp」を開校。ARRCで頭角を現したライダーがレースの本場でさらに腕に磨きをかけるチャンスを与えました。
 2017年も当社は、基本方針のもと、グローバルな活動を継続し、数々の勝利とともにブランドスローガン“Revs your Heart”の具現化を目指します。

レース情報 https://global.yamaha-motor.com/jp/race/

ロードレース
 MotoGP世界選手権は、昨年チームタイトルを獲得したファクトリーチーム「Movistar Yamaha MotoGP」から、2014年から3年連続でランキング2位、今年は自身10度目の世界チャンピオンを目指すバレンティーノ・ロッシ選手と、昨年、MotoGP参戦2年目にしてランキング4位の好成績をおさめた新加入のマーベリック・ビニャーレス選手が「YZR-M1」で参戦します。サテライトチームの「Monster Yamaha Tech 3」からは、2年連続でMoto2チャンピオンに輝いたヨハン・ザルコ選手と、昨年のMoto2でランキング7位となったジョナス・フォルガー選手が、「YZR-M1」で参戦。2015年以来となる三冠獲得を目指します。

 昨年5年ぶりに復帰を果たしたスーパーバイク世界選手権(SBK)には、「Pata Yamaha Official WorldSBK Team」が参戦します。ライダーには、昨年の鈴鹿8耐で2連覇に貢献し、SBKではランキング12位となったアレックス・ローズ選手と、2014年のスーパースポーツ世界選手権チャンピオンで、鈴鹿8耐では2013年、2014年と優勝を経験、SBKでは昨年、ランキング4位となったマイケル・ファン・デル・マーク選手が、「YZF-R1」の市販車最速を証明すべく、2009年以来のチャンピオンを目指します。

 SBKに続き、今年より活動を再開したスーパースポーツ世界選手権には、「GRT Yamaha Official WorldSSP Team」から、2016年の世界耐久選手権で「GMT94 Yamaha Official EWC Team」のランキング2位獲得に貢献したルーカス・マヒアス選手と、新加入のフィデリコ・カリカスロ選手が参戦します。マシンは、これまで多くの選手権でチャンピオンを獲得してきた新型「YZF-R6」です。

 ヨーロッパスーパーストック1000選手権には、「Pata Yamaha Official STK1000 Team」からフロリアン・マリノ選手とロベルト・タンブリーニ選手が「YZF-R1M」で参戦します。

 2016年9月に開幕している世界耐久選手権には、それぞれこの選手権でチャンピオンの経験を持つ「GMT94 Yamaha Official EWC Team」と「YART Yamaha Official EWC Team」という欧州のトップエンデュランスチームが参戦します。また、昨年2連覇を達成した鈴鹿8耐は、引き続きファクトリーチームで参戦し、当社にとって初の3連覇を目指します。
 なお、若手育成を担うユースチームから全日本ロードレース選手権・JSB1000に参戦し、着実な成長を遂げてきた野左根航汰選手が、アジアから世界へのステップアップとして、「YART Yamaha Official EWC Team」の一員となりレギュラー参戦します。

 北米最高峰のロードレース、MotoAmericaAMA/FIM北米ロードレース選手権では、スーパーバイクに、昨年2連覇を達成したキャメロン・ボビエ選手と、同クラスで4度のチャンピオンを獲得しているジョシュ・ヘイズ選手が「Monster Energy/Yamalube/Yamaha Factory Racing Team」から参戦します。また、スーパーストック1000、新型「YZF-R6」を投入するスーパースポーツ、スーパーストック600にもヤマハチームが参戦し、各クラスでチャンピオンを目指します。

 全日本ロードレース選手権は、昨年に引き続き、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」と、若手育成を担うユースチーム「YAMALUBE RACING TEAM」が、国内最高峰のJSB1000に参戦します。
 ファクトリーチームからは、昨年、国内最高峰のJSB1000で、5連覇、通算7度目のチャンピオンに輝いた中須賀克行選手と、ユースチームからのステップアップとなる野左根選手を加えた2人が参戦。ファクトリー仕様の「YZF-R1」にて、中須賀選手は6連覇、野左根選手は初優勝を目指します。なお、野左根選手は世界耐久選手権と並行してJSB1000に出場することとなります。

 ユースチームからは、3年目となる藤田拓哉選手が、「YZF-R1」にて出場。野左根選手に続きステップアップを目指します。

 アジアロードレース選手権(ARRC)では、スーパースポーツ600に「YAMAHA RACING TEAM」が参戦します。ライダーは、昨年、ランキング13位となった伊藤勇樹選手と、元GPライダーである故阿部典史選手が立ち上げた「Team Norick」に所属し、昨年から、日本の地方選手権や鈴鹿4耐で腕を磨いたタイ出身のケミン・クボ選手です。2年目となる今年も、育成を進めながら、チャンピオンの獲得を目指します。
 2016年、ヤマハライダーがチャンピオンを獲得したAP250では、引き続き現地法人が運営するチームを当社がサポートし、さらなる育成を進めるとともに、2連覇にチャレンジします。

 バレンティーノ・ロッシ選手が主宰する「VR46 Riders Academy」と協力し、ステップアップを促進するシステムとして、2016年にスタートした若手ライダーの育成プロジェクト「YAMAHA VR46 Master Camp」を、2017年も継続します。
 昨年は、このプロジェクトに、アジアの若手ライダー6人が参加し、この中でアピワット・ウォンタナノン選手(タイ)が実力と将来性を見込まれ、今年より「VR46 Mastercamp Team」から、CEVジュニア世界選手権Moto3への参戦が決定しました。
 2017年の「YAMAHA VR46 Master Camp」では、世界各地から有望な若手ライダーを選抜し、世界に羽ばたく人材の育成を進めます。

モトクロス/スーパークロス
 モトクロス世界選手権のMXGPには、「Monster Energy Yamaha Factory MXGP Team」から、2015年のMXGPチャンピオン、2016年はランキング4位となったロマン・フェーブル選手と、昨年のランキング6位、ジェレミー・ファン・フォルベーク選手が参戦し、ファクトリー仕様の「YZ450FM」で、チャンピオン奪還を目指します。また新チーム「Wilvo Yamaha Official MXGP Team」は、ショーン・シンプソン選手とMX2からステップアップを果たしたアーヌー・トヌス選手が「YZ450F」で参戦します。
 MX2には、「Kemea Yamaha Official MX2 Team」から2016年のランキング3位、ベノア・パトエル選手をはじめ、ブレント・ファン・ドニンク選手、アルビン・オスルン選手の3人が「YZ250F」で、チャンピオン獲得を目指して参戦します。

 1月7日に開幕したAMAスーパークロスでは、最高峰クラスの450SXに「MonsterEnergy/Yamalube/Chaparral/
Yamaha Financial Services/Yamaha Factory Racing Team」が参戦します。ライダーは、同クラスで過去2度のチャンピオンを獲得、昨年は2008年以来となるヤマハ復帰を果たしランキング5位となったチャド・リード選手と、2016年に250SX Westと250MXで2冠を達成した若手トップライダーのクーパー・ウェブ選手。2人は「YZ450F」で、2009年以来となる最高峰のチャンピオンを目指します。
 また、ウェブ選手などを輩出してきた「Yamalube/Star Racing/Yamaha Team」などが、450SXや東西のエリアごとに開催される250SXに参戦。各クラスでのチャンピオン獲得に挑みます。

 全日本モトクロス選手権は、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が、国内最高峰のIA1とIA2に参戦します。IA1には、2016年、怪我から1年ぶりに復帰し、ランキング5位となった平田優選手が参戦。IA2には、昨年はユースチームでランキング3位を獲得する成長を遂げ、ファクトリーに昇格した渡辺祐介選手が出場します。マシンは、IA1がファクトリーマシン「YZ450FM」、IA2もファクトリーマシンとなる「YZ250FM」を使用し、両クラスでのチャンピオン獲得を目指します。

エンデューロ
 エンデューロ世界選手権には、「Outsiders Yamaha Official Enduro Team」からロイック・ラリュー選手がEnduroGPに、ジェーミー・マッカニー選手がEnduro 2に参戦します。マシンは、EnduroGPが「WR450F」、Enduro 2が「WR250F」を使用します。

トライアル
 全日本トライアル選手権は、国内最高峰のIAスーパーに、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から通算11回のチャンピオンに輝き、2013年以降は4年連続でランキング2位を獲得している黒山健一選手が、昨年の第6戦にデビューしたファクトリーマシン「TYS250Fi」にて出場。2012年以来、通算12回目となるチャンピオンを目指します。


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ヤマハ発動機グループは、「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを目的に、人々の夢を知恵と情熱で実現し、つねに「次の感動」を期待される企業、”感動創造企業“をめざします。

ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

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