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11月上旬のおいも掘り。これまでに15種ほどの野菜や穀物を栽培
11月上旬のおいも掘り。これまでに15種ほどの野菜や穀物を栽培

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【ニュースレター】子どもたちが育てた各種食材を社員食堂に提供

食育活動の一環としての野菜づくり

 「うんとこしょ、どっこいしょ!」。子どもたちの元気な声が響くのは、当社から徒歩で10分ほどの静かな住宅街。ヤマハ発動機グループの事業所内託児施設「わいわいランド」に隣接する畑で、11月上旬、子どもたちが育てたサツマイモの収穫が行われました。
 子育て世代の従業員の支援を目的に、同施設が開所したのは2005年。「延長保育が可能なので、急な残業にも対応できる」「職場の近くに子どもがいるのは安心」「通勤の流れで送迎できるのが嬉しい」「会社の稼働日に合わせて祝日も預かってもらえる」など、働き盛りの保護者の皆さんからも好評です。現在は0~5歳児までの37人の子どもたちが毎日元気に園生活を送っています。
 「わいわいランド」で野菜づくりがスタートしたのは2009年。食育の一環として子どもたちが苦手なトマトやピーマンの栽培を始めたことをきっかけに、毎年少しずつ品種を広げ、現在では春野菜から冬の根菜までさまざまな野菜や穀物を育てています。
 「とは言え、私たち保育士にもまだまだ知識や経験が不足していますので、失敗も少なくありません。ただ、一所懸命に育てても、うまくいかないことがあるということまで含めて食育の一つだと捉え、子どもたちと一緒に土づくりからチャレンジしています」と、施設長の宮城八千代さん。

収穫されたサツマイモの一部は、当社の社員食堂へ

 

柔軟性を活かし、多用な働き方を支援

 さて、子どもたちのいも堀りから10日後、当社の社員食堂の総菜棚の前には普段より少し長い列ができていました。お目当ては、子どもたちが育てた食材を使ったサツマイモサラダです。「わいわいランド」では、土をつくり、種をまき、肥料や水を与えて食物を育てる過程を学ぶほか、収穫物を使ってお菓子をつくってみんなで食べるなど、総合的な食育が進められています。そうした活動の一環として、「パパやママにも食べてもらおう」と、社員食堂への食材提供が行われているのです。
 「野菜づくりを始めた頃には、虫はもちろん、土にも触われない子どもたちがたくさんいました。でもいまでは、たとえばいも堀りをすればいつの間にかダンゴムシ探しになっているし、掘り終わった後に残った葉っぱやツルを近所のヤギにもらってもらおうといった具合に活動自体が広がっていきます」と宮城さん。「子どもたちはそうした話を保護者の皆さんにもしているようで、送迎の時に、『食べてきた?』『食堂で大人気だったよ』といった楽しそうな会話が聞こえてくる」そうです。
 多様な働き方が広がる一方で、仕事と子育ての両立は常に大きな課題です。「わいわいランド」では、事業所内保育所ならではの柔軟性を活かした各種の取り組みで、働き盛りの若い世代を支援しています。

後日、社員食堂で提供された「サツマイモサラダ」は大人気

 

野菜を育てるためには長い時間と手間がかかり、栽培している過程でさまざまな生き物や自然の仕組みと出会う。さらに観察や収穫の記録をお絵描きし、みんなで調理して食べ、お父さんやお母さんにも食堂で食べてもらう。残った葉っぱをヤギにあげたり、切れ端の根菜でスタンプをつくったり。「ズッキーニは2本しか収穫できなかった」そうですが、失敗も多いという「わいわいランド」の野菜づくりに、食育活動の大切なものを見た気がしました。

(広報グループ: 奥村 里美)

 

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