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トライアルの魅力を大きく広げる試み、シティトライアルジャパン2020 in 大阪で黒山健一選手らが大活躍︕

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トライアルの魅力を大きく広げる試み、シティトライアルジャパン2020 in 大阪で黒山健一選手らが大活躍︕

 トライアル競技は山林で行われるイメージが強いかもしれません。事実、全日本選手権は、一部サーキットなどでも開催されますが、大袈裟に言えば人里離れた山中がその舞台となります。その常識を覆したのがシティトライアルジャパンでした。

 2018年、第1回が行われたのは、なんと大阪市浪速区の新世界・通天閣本通商店街︕ 今見ても信じられないような光景ですが、写真の通り、狭い商店街の中にセクションを作り、それをスマートフォンやカメラを持ったファンの皆様が取り囲むすごい状況でした。まさに目と鼻先で、ライダーたちの表情、トライアルマシンの性能、そして超人的なテクニックを感じていただいたのです。

 ヤマハ発動機、そしてヤマハライダーは、この大会に第1回から参加しています。トライアルの普及・魅力の発信を使命とし、トライアルを通じてモータースポーツファンだけでなく、幅広い人々を驚かせ、また感動を与えたいという思いで参戦したのです。実際、このシティトライアルジャパンを通じて、またこの大会を作り上げた主催者をはじめとする多くの仲間たちとともに、たくさんの驚きと笑顔を創造してきたのです。

 11月28日(土)、今年は大阪府吹田市千里にある万博記念公園の「お祭り広場」で第3回が開催され、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の黒山健一選手や「Team FwO with YAMALUBE」の野崎史高選手ら、国際A級スーパークラスの12名のライダーが集合。宙を舞うトライアルマシン、高難度なセクションに立ち向かう勇気とそれをクリアするテクニックを持つライダーが、ファンを驚かせたのです。

※大会事務局による新型コロナウイルス感染症への感染予防対策が行われ実施されました。

 中でもひときわ光っていたのは、当社の電動トライアルバイク「TY-E」によるデモンストレーション。2018年、トライアル世界選手権に併催される、電動マシンを使ったトライアルEクラスに初参戦し、黒山選手とともに初勝利を獲得したマシンです。会場では甲高いモーター音を奏で、全日本や世界選手権で活躍するガソリンエンジン車にも劣らないパフォーマンスを披露。集まったファンの皆様に、モータースポーツが新たな分野で挑戦をはじめていること、電動競技車の性能と可能性を伝えつつ、大いに楽しんでいただきました。

 もちろん、レースも大いに盛り上がりを見せました。セクションをクリアするタイムを競い予選の走行順を決めるスピードレーンでは、昨年の第2回大会で優勝した野崎選手がアグレッシブな走りでトップタイムをマーク!

 「午前中は小雨が降って、難しいコンディションだったし、コースもキツイものでしたが、やりがいがあってファンの皆様は面白かったず! トライアルという素晴らしい競技を、トライアルの知らない方でも気軽に観戦にくることができる会場で行い、僕らがアピールできたということは、すごくトライアル界にとってもいいことではないかと思います」と、野崎選手も大きな手応えを感じています。

 続く決勝、ここで盛り上げたのがやはりこの人、黒山選手でした。セクションの難所を迎えるたびに、期待にする大観衆に向かって「行くよーっ!」と声をかけて注目を集めながらトライ。4メートルクラスの大ジャンプを華麗に成功させるなど、トップライダーの技を存分に披露したのです。

 決勝では、野崎選手は5位、黒山選手は優勝した小川(友)選手に僅差の2位となりましたが、順位以上に得るものもあったようです。「レースなのでトップを狙って本気で走っていますが、集まってくれたファンの皆様に楽しんでもらって帰っていただくのが一番だと思って参加していますが、今回もその役目を果たせたかなと感じています。さらに今回はTY-Eのデモも行いました。久しぶりに乗ったのですが、僕も楽しかったですし、セクションを使って電動トライアルバイクのパフォーマンスを表現しましたが、観戦する皆さんにも十分に伝えることができたと思います」

 ⿊⼭選⼿や野崎選⼿の思いも、会場に来ていたファンの皆様に様々な形で伝わっています。「もう、⾒⼊ってしまいました︕ アスファルトの上を⾛るのがバイクだと思っていましたが、⾊々な障害物を越えてしまうとは… 想像以上ですごかった。ジャンプの⾼さが⾼くて、⾶んでるなぁって(笑)」

「バイクって本当にすごいし、かっこいいなって改めて思いました。⾒に来てよかったです。以前はバイクに乗っていたので、また乗りたくなりました︕」などなど、会場では多くの驚きと感激、感動の声が聞かれたように、新型コロナウイルス感染症の影響がある中でしたが、モータースポーツの魅⼒を発信し、多くのファンの皆様と楽しい時間を共有することができたイベントとなりました。


決勝戦結果

順位 ライダー マシン 減点 クリーン 残り時間
1 小川友幸 ホンダ 7 3 15秒
2 黒山健一 ヤマハ 9 3 1分23秒
3 氏川政哉 ガスガス 10 4 1分48秒
4 小川毅士 ベータ 11 2 33秒
5 野崎史高 ヤマハ 15 3 1分21秒
6 柴田暁 ベルティゴ 16 2 1分35秒
7 久岡孝二 ヤマハ 19 0 13秒
8 斎藤晶夫 ホンダ 26 0 2分4秒

※「DNF」を減点5で計算。
※減点が少ない選手が上位。同点の場合はクリーン数が多い選手が上位。
※クリーン数も同点の場合は、残りタイムが多い選手が上位。

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レース関連 0538-37-4025

ヤマハ発動機グループは、「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを目的に、人々の夢を知恵と情熱で実現し、つねに「次の感動」を期待される企業、”感動創造企業“をめざします。

ヤマハ発動機は、パワートレイン技術、車体艇体技術、制御技術、生産技術を核とし、二輪車や電動アシスト自転車などのランドモビリティ事業、ボート、船外機等のマリン事業、サーフェスマウンターやドローンなどのロボティクス事業など多軸に事業を展開、世界30 ヶ国・地域のグループ140社で開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。今や、当社製品は180 を超える国・地域のお客さまに提供され、連結売上高の約9 割を海外で占めています。http://global.yamaha-motor.com/jp/

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