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距離、時間、環境(空間)など、「運ぶ」と「運ぶ」をコネクトした新提案「μ to km」
距離、時間、環境(空間)など、「運ぶ」と「運ぶ」をコネクトした新提案「μ to km」

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【ニュースレター】「搬送」が加速させる、スマートファクトリーの未来

「搬送」が繰り返されるものづくり現場

 ドイツ政府と民間企業によってインダストリー4.0(第4次産業革命)が提唱されてから、早くも10年の歳月が経過しました。このプロジェクトの始まりを機に、IoTやAIなどの先進技術を用いたスマートファクトリーの実現に向けた取り組みが世界中の工場で進められるようになりました。しかしその一方、スマートファクトリーという言葉の定義や捉え方にはバラつきがあり、実現に向けて課題を抱える製造現場も少なくありません。
 3月9~12日まで東京ビッグサイトで開催された世界最大級のロボット見本市「2022 国際ロボット展(iREX 2022)」でも、各社がスマートファクトリー実現に向けたさまざまな製品や技術の提案を行いました。当社も「μ to Km(ミクロン・トゥ・キロメートル)」をコンセプトに、生産・製造現場の「搬送」に着目したブースを出展して注目を集めました。
 「ものづくりの現場は、小さな部品の搬送から組み立てた部品の搬送まで、ものの移動が繰り返されています。しかし、『つくる』と比較すると、『運ぶ』というプロセスの自動化や効率化は進んでいません」。こう話すのは、当社ロボティクス事業部営業統括部の星健太郎さん。「そこで、ロボティクスとモビリティの両事業を展開する当社ならではの発想とリソースを統合して、μm単位の精密な位置決めから工場と工場を結ぶ中距離の搬送に至るまで、『運ぶ』にフォーカスした提案を行いました」

「人びとがよりスマートに働ける環境に貢献したい」と星さん

 

ヤマハ発動機らしい価値を「連携」で創出

 搬送の効率化には、距離や時間、そして搬送空間の環境など、さまざまな要素が介在します。工程間、装置間、そして工場間をスムーズに結ぶためには、ロボティクスとモビリティの技術の融合が欠かせません。
 「iREXでは、リニアコンベアモジュールや無人搬送車、屋内外に対応する自動搬送用EVといったさまざまな製品を出展しましたが、同じ会社とは言え、普段はそれぞれが個別に研究・開発、販売といった事業活動を行っている者同士です。今回、初めて合同出展したことで、相互連携によってヤマハ発動機ならではの価値が創出できることも再認識しましたし、それぞれがスタートアップの志向を持ってギアをもう一段上げていく機会にもなりました」と、星さん。
 来場者の反応も上々です。「ロボティクスとモビリティにおける実績と、幅広い事業。ヤマハ発動機の個性や強みを理解し、存在感を感じた」という声に加え、会場での商談率も1.4倍ほどに増えました。
 「搬送は、これまで直接的に生産活動に寄与しない時間となっていました。その『運ぶ』というプロセスに機能を加え、それらをつなぎ合わせることで生産現場の自動化を加速させていきたいと考えています。それが重労働でもある搬送作業から人間を解放し、人びとがよりスマートに働くことができるソリューションにもつながっていくと思います」(星さん)

「2022 国際ロボット展」に出展したヤマハ発動機ブース

 

ヤマハ発動機 2022国際ロボット展 特設サイト

https://www.yamaha-motor.co.jp/robot/event/2022irex/

 

「国際ロボット展」では、搬送をテーマとした当社の新提案に対し、多くの皆さまからご支持をいただきました。ロボティクスおよび知的技術は、当社の長期ビジョン「ART for Human Possibilities 人はもっと幸せになれる」の実現に向けて基盤と位置付ける技術領域です。さらなる社内連携による新たな価値の創出に、大きな期待が寄せられています。

(広報グループ: 小林 亜由子)

 

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