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プレスリリース -

産学官連携チーム「Team KUROSHIO」へ技術者を派遣 水深4,000m級の海底探査レース“Shell Ocean Discovery XPRIZE”に参画

 ヤマハ発動機株式会社は、このたび水深4,000m 級の海底探査レース“Shell Ocean Discovery XPRIZE”にチャレンジするオールジャパンの産学官連携チーム“Team KUROSHIO”に、技術者1 名を派遣しました。

 当社は、1)壮大なチャレンジによる社内モチベーションの向上、2)海洋技術・ビジネスに関わる知見の獲得とネットワークの構築、3)ブランドスローガン“Revs your Heart”の体現 を目的に共同研究に取り組むとともに、マリン事業や無人機事業を通じた技術開発やロジスティックス(機材の小型化・効率的な梱包)、モータースポーツ活動を通じたレースマネジメントの知見等によるチームへの貢献を目指しています。

 “Shell Ocean Discovery XPRIZE”は、米国XPRIZE 財団が主催する国際海底探査コンペティションです。自律型海中ロボットを用いて水深4,000m 級の深海の広域3D マッピングに挑み、その精度やスピードを競う賞金総額7 百万ドルの国際レースです。大会には13 ヵ国から計32 チームがエントリーし、技術提案書の審査と2 段階の海底探査競技を経て、2018 年12 月に結果が発表されます。

 “Team KUROSHIO”は、日本の産・学・官の連携によるオール・ジャパンチームです。海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学生産技術研究所、九州工業大学、海上・港湾・航空技術研究所、三井造船(株)、日本海洋事業(株)、(株)KDDI 総合研究所に所属する若手研究者、海洋技術※の専門家らが結集し、海洋国家の威信を賭けてエントリーしています。

※AUV(Autonomous Underwater Vehicle)=「自律型海中ロボット」、海洋フォトニクス、海底ケーブルシステム、地理情報システムなど

【公式ウェブサイト】
Shell Ocean Discovery XPRIZE (英語): http://oceandiscovery.xprize.org/
Team KUROSHIO : http://www.jamstec.go.jp/maritec/od_xprize/j/

■大会概要

【大会名称】
 Shell Ocean Discovery XPRIZE

【主催】
 XPRIZE 財団(X Prize Foundation)(米国)

【財団の運営目的】
 人類に利益を与える技術開発の促進
 (インセンティブ競争を通じて、人類の利益のためのブレークスルーをもたらす)

【大会の開催目的】
 海底資源調査の高速化や低コスト化につながる新たな技術の獲得

【開催スケジュール】
 2016 年12 月 技術提案書審査 日本からはTeam KUROSHIO が唯一通過(2017 年2 月発表)
 2017 年 9 月 ラウンド1 水深2,000m の海域での海底マップの構築と海底ターゲットの写真撮影
 2018 年 9 月 ラウンド2 水深4,000m の海域での海底マップの構築と海底ターゲットの写真撮影
 2018 年12 月 結果発表

【過去の大会テーマ(賞金額)】
 ・有人弾道宇宙飛行(10 百万US ドル)
 ・月面探査(30 百万US ドル)
 ・CO2 転換製品開発(20 百万US ドル)
 ・成人識字率の改善(7 百万US ドル)

■Team KUROSHIO 概要

【チーム名】
 Team KUROSHIO(チーム クロシオ) ※2017 年2 月に共同研究契約を締結

【チーム結成の狙い】
 XPRIZE への挑戦を機に、海洋国家日本から新たなビジネスモデルの構築を目指す

【想定する開発分野】
 ・自律型海中ロボット(AUV)、洋上中継器(ASV)の開発・製造
 ・海底調査オペレーション ・海底調査で得られるデータの販売

【チーム員の所属団体】
JAMSTEC
東京大学生産技術研究所
九州工業大学
海上・港湾・航空技術研究所
三井造船(株)
日本海洋事業(株)
KDDI 総合研究所(株)
ヤマハ発動機(株)

■当社から派遣する技術者

【氏名】
 進藤 祐太(しんどう ゆうた) 30才  *2017年5月10日現在

【当社における所属部署】
 PF 車両ユニットコンポーネント統括部機能ユニット技術部

【選考】
 派遣技術者の社内公募により、論文・面接等の審査を経て選出

【コメント】
 「同世代の研究者の『常識を覆したい』という情熱に心を打たれ、技術者としてのチャレンジスピリットに火が付いた。ヤマハ発動機の代表としての責任を感じながら、チームの皆さんとともに世界一にチャレンジしたい。自分一人の力には限界がある。会社の中に存在するさまざまなリソースをチームの力に変えられるよう努力する」

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