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F80DETX
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プレスリリース -

4ストローク船外機 「F80D」 新発売 軽量・コンパクト化により幅広い用途に対応

 ヤマハ発動機株式会社は、80馬力の4ストローク船外機「F80D」を、2017年9月1日より発売します。
 「F80D」は、新世代中型4ストローク船外機として定評のある「F115B」および「F90C」に採用した総排気量1,832cm3、直列4気筒エンジンをベースに開発しました。シンプルなSOHC形式のバルブ駆動方式の新採用など、軽量・コンパクト設計を徹底することで、従来モデル(F80B)に比べ、約5kgの軽量化を実現(Lトランサム仕様)しました。これにより従来に増して多様なボートへの搭載を可能とし、用途の幅を広げています。
 また、低速運転時の振動とエンジン音の低減を実現したほか、軽量化、燃焼室・吸気系の最適化で、F80B に比べ中速域で約10%の燃費向上を実現しました。
 環境対応の面では、世界で最も厳しいと言われている米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値(スリースター)をクリアしています。

【開発背景】
 当社では2014年に「F115B」を開発しました。「F115B」は、オフセットクランクシャフトを採用するなどした新開発の直列4気筒のエンジンユニットに加え、設計、部品素材の見直し等により、軽量・コンパクト化を徹底的に追求し、従来モデルに比べ約10kgの軽量化を実現、新世代の中型4ストローク船外機として注目されました。その後、2017年4月にはこの「F115B」をベースに90馬力モデル「F90C」を発売し、高評価を得ています。さらに今回の「F80D」の開発・発売により、新世代の中型4ストローク船外機のラインアップは一層充実しました。
 100馬力前後の船外機は、国内のみならず世界的に需要が高く、その用途も業務用からプレジャーにいたるまで多岐にわたります。大幅な軽量化を果たしたこれらの船外機は多様なボートへの搭載を可能とし、2ストローク船外機からの載せ換えなど幅広いニーズに対応します。

【主な特長】
●高次元の軽量・コンパクト化を実現
・新世代の直列4気筒モデルとして定評のある「F115B」の設計コンセプトを継承し、排気量1,832cm3、直列4気筒エンジンをベースに、シンプルなSOHC形式のバルブ駆動方式の採用などにより、従来モデル(F80B)より約5kgの大幅な軽量・コンパクト化を実現しました。

●燃費性能の向上
・燃焼室と吸気系の燃焼分析による形状の最適化とリーンバーンシステムにより、燃費性能の向上を実現しました。
・エンジン各部に設置したセンサー、ECM(エンジン・コントロール・モジュール)により、燃料噴射量、噴射タイミング、点火時期を的確にコントロール。最適な航走状態を確保しながら、燃費性能を向上させています。
・マルチフューエルインジェクションの採用により、優れた始動性と十分なパワーを発揮、また高い燃費性能とクリーン排気を実現しています。

●快適性の向上
・パワーユニットの剛性、マフラー形状の見直し、サイレンサーの追加等により、特に低速時における静粛性が向上し、振動も低減しています。
・シフトダンパーシステム(SDS)を採用により、シフト時のショックを軽減しています。

●利便性の追求
・デジタルネットワークにより操船者に船外機の情報を伝える「コマンドリンクシステム」に対応しています。また、550回転から1,000回転の間で50回転ごとにトローリングスピードを調整可能な可変トローリングシステムに対応します。
・多様な電子システムの稼働に充分な容量を持つ発電装置(35A)を搭載しています。
・船型や用途によって、シフトダンパーシステムに最適な14~18インチのピッチから選択できる新設計プロペラ を用意しています(タロンGPシリーズ)。

【主要諸元】

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