【ニュースレター】連成解析による「音の見える化」で農業現場に貢献
「バババ…」の正体を解き明かす
農業の近代化に「空からの散布」等で貢献する産業用無人ヘリコプター(以下・産業用無人ヘリ)。働き手の減少や高齢化が進む日本各地の農業現場で、頼れるパートナーとして活躍しています。また近年では運搬、観測、調査など、さまざまなソリューション分野にも活躍の領域を広げています。 「稼働時の静音性をさらに一段高めることができたら、活用のフィールドはもっと広がるはず」。そう話すのは産業用無人ヘリ「FAZER R」の設計者、水野健太さん(当社・UMS事業推進部)です。「その足掛かりとして、連成解析による“音の見える化”に取り組んでいます」と話します。 上空を飛ぶヘリコプターの「バババババ……」という音は、エンジンが発する音や、ローターの流動音が混ざり合って聞こえています。水野さんらが取り組む「連成解析」とは、静音化のための音響解析だけでなく、流体解析、構造解析など、