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渡辺祐介選手がIA2で自身初のチャンピオンを獲得
渡辺祐介選手がIA2で自身初のチャンピオンを獲得

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渡辺祐介選手がIA2で自身初のチャンピオンを獲得 2017年 全日本モトクロス選手権

 2017年10月22日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県)で行われた全日本モトクロス選手権第9戦・第55回MFJGPで、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から「YZ250FM」でIA2に参戦する渡辺祐介選手が2/8位の成績を残し、自身初となるチャンピオンを獲得しました。なお、ヤマハ発動機株式会社としては、2010年の小島太久摩選手以来、7年ぶりのIA2チャンピオンの獲得となります。

 渡辺選手は今シーズン序盤、第2戦の関東大会の第2ヒートで転倒により負傷してノーポイント。さらに怪我をおして臨んだ第3戦も14/4位と表彰台を逃し、ランキングではトップから45ポイント差の5番手と大きなビハインドを負ってしまいます。
 しかし第4戦、得意とする地元SUGO大会で反撃を開始。第1ヒートで今季初優勝、さらに第2ヒートでも優勝してパーフェクトウィンを達成すると、その後も順調に表彰台を獲得し追撃します。そして第8戦関東大会の第1ヒートでランキングトップに1ポイント差に迫ると、第2ヒートでシーズン6勝目をあげて、2ポイント差ながらライバルを逆転しランキングトップで最終戦を迎えました。
 最終戦MFJGPの決勝は、前日からの雨でヘビーマディでのレースとなりましたが、渡辺選手はランキング2位につける古賀太基選手(ホンダ)との直接対決を制して2位表彰台を獲得しその差を23ポイントに広げると、激しい雨の降り続く第2ヒートでも慎重な走りで8位とし、優勝6回を含め13回の表彰台に上がり合計361ポイントを獲得して、2013年に国際A級に昇格して以来初のIA2チャンピオンに輝きました。

渡辺祐介選手談
「第1ヒートは、ライバルが速かったのですが、僕はペースを守ることに徹し、ライバルのミスもあって追いつき逆転して2位を獲得。第2ヒートはスタートで遅れましたが、攻めたい気持ちを抑え、チャンピオン獲得のために完走を目標に慎重に走りました。ラストラップでミスをしたときはドキッとしましたが、8位でゴールしチャンピオンを手にした時はうれしさでいっぱいでした。国際A級に昇格して以来、チャンピオンを目標にやってきましたが、勝てそうで勝てないシーズンが続きました。僕の強みはアグレッシブな走りですが、それだけでは勝てないことを学び、コツコツとやってきたことで実力もついてきました。第2戦では怪我をして絶体絶命の状態になりました。周りから一部反対もあったのですが、次のレースに出場する決断をしたことも大きかった。そして、チームが完璧なマシンを用意してくれ、走ることに集中できる環境を作ってくれたこと。サーキットに足を運んでもらい、たくさんの応援してくれたファンの皆さん存在も不可欠でした。これらすべてが揃ったからこそ、苦しい状況を乗り切ってチャンピオンになれたのだと思います。今後もこれに満足せず、もっと速く強いライダーを目指しますので、引き続き応援をよろしくお願いします」

田島久誌監督談
「今回は大雨で、消極的になったり、受け身になってもおかしくない状況でした。しかし、ライバルもチャンピオンをかけて勝負してきた第1ヒートでは、スタートで遅れながらも積極的に、負けないための走りができたことが、大きくチャンピオンを引き寄せました。第2ヒートは硬さこそあったものの、チャンピオンを獲るための冷静な走りができていたと思います。勝利が前程のファクトリーチームなので、目標をチャンピオンに置きライダーもチームも戦ってきました。この中でチームは組織力、技術力を発揮してくれたし、渡辺選手は怪我をするなど決して順風満帆ではありませんでしたが、チャンピオンを獲れたのは、実力があるからこそであり、大きな自信になったのではないか思います。最後に、シーズンを通してサポートしてくださったスポンサー、サプライヤー、そして多くのファンの皆さまに感謝いたします。本当にありがとうございました」

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