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AMAスーパークロス選手権 250SX ウエスト ディーガン選手とYZ250Fが3シーズン目に250SX初のチャンピオンを獲得
2025年5月3日(土)、AMAスーパークロス選手権・第16戦デンバーの併催レースとして250SXウエストの第9戦が行われ、「Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team」から「YZ250F」で参戦する#38ヘイデン・ディーガン選手が今季3勝目を獲得し、プロクラス3年目にしてスーパークロスでは自身初となるチャンピオンを獲得しました。ヤマハ発動機株式会社にとっては2022年のクリスチャン・クレイグ選手以来となる250SXでのチャンピオン獲得となります。
ディーガン選手が、250SXに参戦を開始したのは2023年。イーストの開幕戦ヒューストン大会に17歳でデビューして4位を獲得。その後は3度の表彰台に立ってランキング2位とすると、続くAMAモトクロス選手権250MXではランキング4位とし、同年に始まったスーパーモトクロス世界選手権の250SMXでは、ルーキーにしてチャンピオンを獲得する快挙を成し遂げたのです。
その勢いは2024年も続き、250SXイーストに出場し2戦目のアーリントンで初優勝するなど、最終戦までチャンピオンを争いランキング2位。続く250MXでは初のチャンピオンに輝くと、250SMXでは連覇を果たし、瞬く間に若手トップライダーへと駆け上がりました。
2025年のディーガン選手は250SXウエストにエントリーし、開幕戦は4位と出遅れるも第3戦アナハイムで初勝利。さらに第5戦で2勝目を獲得しランキングトップに浮上しました。その後は、チームメイトのコール・デイビス選手に2連勝を許すも、自身は表彰台をキープし続け首位を守りました。
迎えた5月3日、ウエストの第9戦でディーガン選手は3番手につけ、チームメイトのマイケル・モジマン選手とデイビス選手を追う展開となりましたが、終盤でトップ立って今季3勝目をあげ、ランキング2位のデイビス選手との差が25ポイントに開いたことから、最終戦を待たずしてスーパークロスでは初となるチャンピオンに輝きました。
この後ディーガン選手は「YZ250F」とともに、5月24日に開幕するAMAモトクロスに参戦して250MXの連覇を目指し、9月6日からの250SMXでは3連覇を目指します。
ヘイデン・ディーガン選手
「完璧な夜でした。ヒートレースとメインイベントで勝つことができました。メインイベントで勝つためには、戦わなければなりませんでした。残り2周は勝利のために全力を尽くしました。結果として最終戦を残してチャンピオンを獲得できたのです。信じられません。12歳の頃から思い描いてきたことをついに実現できて、興奮しています」
ジェンセン・ヘンドラー監督
「チームにとって素晴らしい夜になりました。ヒートレースから素晴らしい結果でした。ヘイデンがヒートレース1で勝ち、コールがヒートレース2を制し、モジ(マイケル・モジマン)が僅差の2位に入りました。今夜は3選手とも良いライディングをしてくれました。メインイベントは、あのような終わり方(ヘイデンとコールが接触)になってしまったのは残念ですが、両選手ともハングリーで勝利を渇望している結果です。そして今夜、チャンピオンを決めることができて最高です。これはヘイデンがこの3年間、取り組んできた結果です。本当におめでとう! この目標達成には多くの努力が注ぎ込まれており、チーム全体を誇りに思います」