【ニュースレター】ジェット推進器の利点を活かした救難艇
開発のきっかけは東日本大震災
船舶の推進方法の一つであるウォータージェット推進とは、船底から吸い込んだ水を、後方に向けて勢いよく噴出することで推進力を得る方式です。当社では水上オートバイ「マリンジェット」の開発を通じ、30年以上にわたってこの技術を磨いてきました。
写真は、当社製の災害・警備活動用救難艇「RE1800」。全長5.80m、繊維強化プラスチックFRPとチューブを組み合わせた定員6名のリブボートに、「マリンジェット」で培ったジェット推進器を搭載しています。また、艇体は7つのブロックに分かれた特殊な構造を持ち、仮に障害物等との衝突によってボートが破損してしまっても浮力を確保できる仕組みになっています。
開発のきっかけは、東日本大震災による津波被害の救助活動でした。難航する救助活動の報道に接した「マリンジェット」の開発者が、「ジェット推進の技術は