Skip to main content

アンサルドSTS社が、コペンハーゲンメトロにおける日立の技術を活用した実証実験の覚書をMetroselskabet社と締結 ダイナミックヘッドウェイソリューションで旅客需要の変化に追従した列車運行の最適化を実現

Press Release   •   Jun 09, 2017 11:00 JST

株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社であるアンサルドSTS社(CEO:Andy Barr)は、このたびデンマーク王国におけるコペンハーゲンメトロのインフラ保有会社であるMetroselskabet社(以下、メトロセルスカベット社)とダイナミックヘッドウェイソリューションの実証実験を実施する覚書を締結しました。

ダイナミックヘッドウェイソリューションは、アンサルドSTS社の列車制御技術と日立のデジタルおよびIoT技術を融合させた新しいソリューションです。具体的には、駅に設置されたセンサーから駅の混雑度を可視化し、乗客数を分析します。その分析結果に基づき、乗客数の増減に応じて列車の運行本数を自動で最適化します。これにより、乗客に対しては、混雑を緩和し、より快適な交通移動を提供するとともに、事業者に対しては、列車運行をリアルタイムな需要に追従させることで、省エネ化や運行効率の向上などによるコスト削減を実現します。

本ソリューションは、2017年末にプロトタイプのリリースを予定しています。さらに、その後は、コペンハーゲンメトロM1/M2、環状線向けのフル開発とシステム導入をめざします。

メトロセルスカベット社CEO ヘンリック・プローグマン・オルセンのコメント

公共交通のコスト最小化には、輸送能力を最適化して効率的に運行することが非常に重要です。当社は、交通サービスをより経済的にするための取り組みを積極的に行っています。アンサルドSTS社とともに、最新のデジタル化技術と運行管理システムを用いて、サービス改善ができることを大変うれしく思います。

株式会社日立製作所 執行役専務 鉄道ビジネスユニットCEO
兼アンサルドSTS社 取締役会長 アリステア・ドーマーのコメント

今回の覚書締結をとてもうれしく思います。アンサルドSTS社の無人運転技術と組み合わせた、ダイナミックヘッドウェイソリューションは、我々のデジタル化戦略に基づき、IoTプラットフォーム「Lumada」を活用して開発されたものです。今後、本ソリューションはCBTC*との統合を図っていきます。我々は、日立とアンサルドSTS社のノウハウを融合させた、今回のような革新的なソリューションを、継続してグローバルに提供していきます。

*CBTC(Communication Based Train Control) : IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)によりIEEE1474として規格化された都市交通向けの無線式列車制御システム。

アンサルドSTS社 CEO アンディ・バーのコメント

メトロセルスカベット社との18年間におよぶ協力関係のもと、今回の覚書を締結できたことを大変うれしく思います。ダイナミックヘッドウェイソリューションのように、需要に応じて、自動的かつタイムリーに車両を運行させるシステムは、乗客および事業者の両者に利益をもたらします。我々は、メトロセルスカベット社との協力により、引き続き、コペンハーゲンメトロを通して乗客に快適な交通システムを提供できることを光栄に思います。

コペンハーゲンメトロの概要

コペンハーゲンメトロの無人運転システムは2002年10月より運用を開始し、それ以来アンサルドSTS社によって管理されています。2008年には"Best metro in the world" と "Best metro in Europe"、2009年には"Best driverless metro" をInternational Metrorail Conferenceで受賞しています。路線は総延長21Kmの複線、22駅で構成され、コペンハーゲン市の中心部とオレスタッド駅、コペンハーゲン空港を繋いでいます。34編成の無人運転車両が配備され、最高速度は80Km/h、ピーク時には2分間隔で運行可能であり、24時間運行されています。

以上

Comments (0)

Add comment

Comment