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全日本トライアル選手権参戦を通じて高い運動性能とコントロール性を開発 最新型電動トライアルバイク「TY-E 2.2」を第5戦北海道・和寒大会に投入

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全日本トライアル選手権参戦を通じて高い運動性能とコントロール性を開発 最新型電動トライアルバイク「TY-E 2.2」を第5戦北海道・和寒大会に投入

 ヤマハ発動機株式会社は、7月16日(日)に開催される全日本トライアル選手権 第5戦 北海道・和寒大会(わっさむサーキット)に、最新型となる電動トライアルバイク「TY-E 2.2」を投入し、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の黒山健一選手とともに出場します。「TY-E 2.2」は、2023 年から全日本選手権の参戦を通じて開発を行ってきた電動トライアルバイク「TY-E 2.1」をアップデートしたモデルです。

「TY-E 2.2」の開発コンセプトは従来からの「FUN×EV」を継続し、軽量化と高強度化、剛性や熱マネージメントの最適化など熟成を図った積層材モノコックフレーム、出力密度を高めた新設計モーター、小型、高効率、高機能化を達成したモーターコントローラー(MCU)などの新コンポーネントを投入。全日本ではこれらの検証、データ収集、技術探索を続けながら、「TY-E 2.2」をベースとして後半戦でも随時アップデートを行っていく予定です。

 電動トライアルバイク「TY-E」は2018・2019年のTrialE Cup出場を皮切りに、2022年には「TY-E 2.0」としてTrial2世界選手権にスポット参戦。2023年には「TY-E 2.1」を開発し、黒山選手とともに史上初となる全日本選手権へのフル参戦を開始しました。

 今年の前半は、開幕戦で5位とし、その後も4位、5位と上位争いを展開。6月25日に行われた第4戦和歌山・湯浅大会では2位として、全日本史上初となる電動トライアルバイクでの表彰台を獲得しました。また5月に開催されたTrial2世界選手権・日本グランプリのDay 2では、日本人最上位の4位を獲得するなど進化を遂げてきました。北海道大会を含めた残り4戦では、「TY-E 2.2」と黒山選手のコンビで、表彰台獲得に加え初優勝に向けチャレンジを続けます。

■積層材モノコックフレームの熟成
コンポジット(積層材)モノコックフレームは、これまでのレースデータをフィードバックし、さらなる軽量化と剛性の最適化を進めて熟成。競技時に加わる多様な衝撃に対して、材料や積層構成を見直し、高強度を達成しながら軽量化を実現。EVの駆動特性に合わせてより高い運動特性を引き出すため、縦、曲げ、ねじり剛性を見直しました。また、あらゆる環境下で安定した出力が得られるバッテリー冷却用ブロアーをフレーム内部に搭載しています。

■新設計モーター
出力密度を高めるためにコイル径、ターン数、材質等の諸元を見直し、低速の豊かなトルクに加えて中高回転域でのトルクを引き出し、効率を高めました。

■新設計モーターコントローラー(MCU)
高効率化と小型化、高機能化したモーターコントローラー(MCU)を新開発。高効率化により発熱を低減し、モーターとバッテリーの性能を最大限まで引き出し、出力特性のアップに貢献。これまで開発した制御技術をベースにライダーの求める細かな要求に応える新開発の制御ソフトを実装しました。



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