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MotoGP世界耐久選手権 オランダGP ヤマハ発動機・創立70周年を祝う特別カラーの「YZR-M1」で参戦

 ヤマハ発動機株式会社は、2025年6月26日(木)、MotoGP世界選手権・第10戦オランダGPの会場であるアッセンで、1955年7月1日の当社創立70周年を祝した記念イベントを開催し、ホワイトとレッドのカラーリングを施した「YZR-M1」を発表しました。「Monster Energy Yamaha MotoGP」、「Prima Pramac Yamaha MotoGP」のライダーは、6月29日(日)の決勝でこの「YZR-M1」を走らせました。

 「YZR-M1」のカラーリングは、1999年型「YZF-R7」の象徴的なホワイトとレッドからインスピレーションを得ています。またファビオ・クアルタラロ選手、アレックス・リンス選手、ジャック・ミラー選手、ミゲール・オリベイラ選手のレザースーツは、同年、スーパーバイク世界選手権で「YZF-R7(0W02)」を走らせていた芳賀紀行選手のデザインを取り入れました。

パオロ・パヴェジオ(Yamaha Motor Racingマネージング・ディレクター)
「ヤマハ発動機の2つのMotoGPチームが一体となり、4台のMotoGPマシンを象徴的な1999年型 YZF-R7の隣に並べるという素晴らしい瞬間を迎えました。両チームが同じカラーリングをまとい、まさに一体となった光景には強いインパクトがあり、コース上の存在感だけでなく、今シーズンの“私たちは一つであり、ともに強くなる”という戦略的な考え方が反映されています。
“Yamaha Day”である7月1日は、ヤマハ発動機の創立記念日で、私たちは毎年、誇りを持ってこの日を祝っています。創立70周年の今年、卓越したエンジニアリングやモータースポーツの伝統を築き上げてきた私たちの長い旅路は大きな節目を迎えます。今年の7月1日は、いつも以上に特別な意味を持つ日になります。
この70年間でヤマハはさまざまなカテゴリーのレースで数々の偉業を成し遂げました。ロードレース世界選手権だけでも39回のライダー・タイトル、37回のコンストラクターズ・タイトル、7回のチーム・タイトルを獲得。世界の舞台で確かな競争力と革新性を証明してきました。しかし、そうしたトロフィーやタイトル以上にヤマハの特徴が、レースへの揺るぎない情熱と“チャレンジ精神”です。
イベントの舞台には、同じく歴史と伝統を誇るアッセンTTサーキットを選びました。両チームはグローバルな70周年記念行事の一環として、スペシャル・カラーでレースに臨み、ヤマハの伝説的な歴史に敬意を表します」

ファビオ・クアルタラロ選手(Monster Energy Yamaha MotoGP)
「ヤマハ発動機の創立70周年を祝う特別なカラーリングをお披露目し、私たちは決勝でこのマシンを走らせました。このカラーはとても美しく、今大会をよりいっそう、忘れられないものにしてくれました」


アレックス・リンス選手(Monster Energy Yamaha MotoGP)
「今大会はヤマハ発動機にとって特別なもので、スペシャル・カラーのマシンに乗るのも、私たちにはとてもうれしいことです。レザースーツやブーツ、グローブ、ヘルメットをマシンのデザインに合わせて変更されていて、全体的にとてもすてきなルックスに仕上がっています。ファンの皆さまにも気に入ってもらえると願っています」


パオロ・カンピノーティ(Prima Pramac Yamaha MotoGP チーム代表)
「ヤマハ発動機はモーターサイクル・レースの歴史にいくつもの忘れられない物語を紡いできました。その創立70周年を祝うイベントに参加することは、私とPrima Pramac Yamaha MotoGPにとって非常に光栄なことです。
ヤマハとの旅は数ヵ月前に始まったばかりですが、当初から雰囲気が素晴らしく、磐田の拠点ともしっかり連携がとれています。Prima Pramac YamahaとMonster Energy Yamahaの間では情報交換が頻繁に行われており、両チームのシナジーが活かされています。そしてその成果がすでに現れはじめているのです。
今回は4台のYZR-M1に1999年型のYZF-R7からインスピレーションを得たカラーリングが施されました。その4台がサーキットを走行する姿には、ヤマハと私たちをつないでくれる今シーズンのスローガン“Blue Shift”が見事に反映されています。
レース開催100年の歴史を誇る象徴的なアッセン・サーキットで開催することで、70周年記念イベントは、まさに夢のような、そして決して忘れることのできない素晴らしいものになりました」


ジャック・ミラー選手(Prima Pramac Yamaha MotoGP)
「このカラーリングはヤマハにとって非常にも特別なもので、その記念の席にチームの一員として参加できたことをとてもうれしく思います。いつものマシンも素晴らしいですが、この白と赤のカラーは1975年のWGP500チャンピオンであるアゴスティーニからケニー・ロバーツまで、また多くの伝説的チャンピオンを思い出させ、ヤマハのレース史を象徴するものです。このカラーリングで走ることに誇りを感じていますし、レース開催から100年目を迎えるアッセン以上に、このマシンに相応しい場所はないでしょう。私はまた、間近に迫った鈴鹿8耐でもこのカラーリングのマシンを走らせることになっています」


ミゲール・オリベイラ選手(Prima Pramac Yamaha MotoGP)
「ヤマハが長年にわたり築いてきた栄光の歴史を考えると、今回このカラーリングのマシンでレースをすることは非常に光栄なことで、特別感があります。70周年は重要な節目です。この間にヤマハで戦い、そして勝利をおさめてきた多くのライダーたちを思い出すと鳥肌が立つほどです。息を呑むほど美しいこのカラーリングには、過去から現在、そして素晴らしい未来へと続くヤマハ・ブランドの歴史が映されています。この壮大な物語に少しでも関わることができ、特別な感慨があります」

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ご参考:ヤマハ発動機 ロードレース世界選手権での記録

世界選手権初参戦:1961年
世界選手権初優勝:1963年(伊藤史郎、スパ・フランコルシャン、250cc)
初の世界タイトル獲得:1964年(フィル・リード、250cc)

1961年以降の通算勝利数:520
MotoGP:125回
500cc:120回
350cc:63回
250cc:165回
125cc:47回

ライダータイトル獲得数:39回
MotoGP:8回
500cc:10回
350cc:3回
250cc:14回
125cc:4回

メーカータイトル獲得数:37回
MotoGP:5回
500cc:9回
350cc:5回
250cc:14回
125cc:4回

チームタイトル獲得数:7回

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