【ニュースレター】子どもたちに「体験」を促す絵画コンテスト
「自然体験」を促す絵画コンテスト
「いつもの年であれば、子どもたちが海や川に出かけて家族や友だちと一緒にできたはずの体験が、今年はあまりできなかったということでしょう。そこに残念な思いがあります」。10月下旬に開かれた「全国児童水辺の風景画コンテスト」(主催:公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団)の最終審査会。審査員長代行として講評に立った国広富之さん(画家・俳優)はこう振り返りました。
平成元年にスタートした同コンテストには、創設当初から変わらぬ一つの思いがあります。それは、未来を担う子どもたちに、もっと海や川に出かけて自然の中でさまざまな体験をしてほしいという願い。水辺に親しみ、そこで営まれる人びとの暮らしや仕事、また生きものたちの生態に触れることで、新たな発見や体験、驚きや感動に出会ってほしいというものです。つまり、リアルな自然体験に紐づいた絵画コンテ