【ニュースレター】仕組みで押す! 生産現場の「成長スイッチ」
少ない経験、ひろがる管理領域
「振り返ってみれば、私たちが若手だった時代は、経験を積み上げる機会や環境、刺激などに溢れていたのだと思います。しかし時代の流れとともに生産の現場も変わっています。そうした背景の中で次代を担う若手人財を育てていくためには、一人ひとりへの愛情に加えて、現状に即した育成の仕組みが不可欠なのだと思います」
こう話すのは、浜北製造部生産課第1工区の工長、高橋伸昌さん。上のイラストをご覧ください。〈過去〉の文字の下に立っているのが若かりし日の高橋さんです。「国内生産量の多い時代でしたから、そもそも手を動かした場数が多い。また、採用も多く、向上心を掻き立ててくれる同世代のライバルがたくさんいましたし、海外生産への移行期には生産立上のための支援といった経験を現地で積むこともできました」
対して右側は、現在の若手従業員が置かれた環境です。