【ニュースレター】坑道見学で活躍する「低速電動モビリティ」
トロッコに代わる移動手段を
鉄と魚とラグビーの町、岩手県釜石市――。北上山地の西部に位置する釜石鉱山は、良質な鉄鉱石の産地として明治時代から栄えてきました。1993年に大規模な採掘は終了しましたが、いまでは地下水力発電所による発電や、岩盤から湧き出すミネラルウォーター「仙人秘水」の産地として注目を集めています。
写真は、釜石鉱山(株)(https://www.sennin-hisui.com/) が管理する坑道の現在の姿です。アリの巣のように伸びる坑道内は、一年を通して湿度90%、気温10度という厳しい環境。その中を当社製の5人乗り電動ランドカーが、ビジネス視察に訪れる皆さんや社会科見学の子どもたちを乗せて、ゆっくりと一定の間隔を保ちながら進んでいきます。
「昨年、電動カートを導入するまでは、枕木の上にレールを敷いてバッテリー式のトロッコを走らせていました」。こう話